多様性は社会の力
- 田中あきら
- 2023年7月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年8月20日
皆さん経験があるのではないかと思いますが、話している相手と自らの思いや考え方が異なっていることに「やっぱり違うんだ」と納得し、驚き、時には感動する。また、自らと同じである事柄に接して「そうか同じなんだ」とうなずき、また感動する。いかがでしょうか?
私は、これまでの人生の中で様々な価値観を持った人たちと接してきました。その経験を通して、私が自分自身の中で培ってきた考えがあります。
それは、多様性は社会や組織の原動力であるということです。もっと言えば、多様性のない、あるいは多様性をないがしろにする社会や組織はいずれ衰退してゆくのではないかということです。
自らのものと異なった考え方や価値観が存在し、置かれた状況が異なっている人がいること。時には反社会的な考え方や価値観も存在し、必ずしも尊重できない場合もあること。それらを認識しつつ排除せず接することが大切なのではと考えています。
つまり、数の多少にかかわらず、様々な考え方や価値観を持った人、いろいろな状況に置かれた人がいるからこそ、活発な議論が生まれ、各種の試みがなされ、社会や組織は活性化してゆくのではないかと思うのです。
大切なのは、多数の価値観で少数の選択肢を奪わないことで、LGBTq、夫婦別姓を選択する人、障がいのある人など、一般的に少数とされている人たちの生活や人生の選択を尊重し、その生き方をできる限り保証することも大切にしたいと考えています。
高山市長という役職をいただき、市民の皆様のために様々な取り組みを進める上で、多様性を大切にすることを大きな柱の一つとしています。
